2013年5月24日金曜日

第3回坂井兄弟会

6月1日、渋谷・セルリアンタワー能楽堂にて、第3回坂井兄弟会が開催されます。




■日 時
平成25年6月1日(土)
開場 13:30 開演 14:00
(終了予定 16:50)
■場 所
セルリアンタワー能楽堂
■演 目
舞囃子「高砂」
狂言「富士松」
仕舞「老松」
能「松風」

■チケット価格
S席 8000円 A席 6000円 B席 4000円 
学生席 2000円

私共慶應観世会が日頃からお世話になっております、坂井家の先生方の
会になります。
今年で3回目となる兄弟会のテーマは『松』。番組も松尽くしとなっています。

詳細はこちら

舞囃子は、能の一曲中の見せ場を、紋付き袴姿で笛、小鼓、大鼓など
のお囃子に乗せて舞うものです。
「高砂」は結婚式で謡われることでも知られます。
遠く離れても心が通い合う夫婦である『相生の松』の伝説から、
松の永遠性、そして万物に宿る和歌の心を讃える颯爽とした曲です。

仕舞も曲中の見せ場を抜き出して舞うものですが、こちらは
お囃子が付かず、謡と舞のみで曲の世界観を表現します。
「老松」は、都から遠く大宰府へ流された菅原道真の後を追い、
飛んできた松と梅が主題。
老松の神霊がうららかな春と君の長寿、御代の永遠を寿ぎます。

そして能「松風」。登場するのは松風、村雨という若い海女の姉妹です。
かつて在原行平から寵愛を受けた二人は死後も彼への恋慕の情に苦しみ、
旅の僧に供養を頼んで消えて行きます。
行平の形見の烏帽子と狩衣を身に着けて舞い、ついには海辺の松を愛しい
行平だと思い込み縋りつく松風。幻想的な中にも深い緊張感が漂う名曲です。


仕舞から能まで、能楽の魅力がぎゅっと詰まった三時間になっています。
皆様お誘いあわせの上、是非お越しください!