2016年9月4日日曜日

2016年度 観世会夏合宿

8月19日〜21日までの四日間で合宿を実施。
今年も大山の「上神崎」に宿泊。例年ながらお世話になりました!

台風が接近し一時は無事に行えるだろうかと案じた今回の合宿。
最終日にぶち当たり、危うく足止めを食らいそうになりはしたものの、大きな支障はなく通常運転での稽古となりました。

部員とOGOB一同。
稽古も、夜も、非常に賑やかで愉快なメンバーでした!

寝るのも、食べるのも、稽古するのも、全て畳の上です。
今は静かで平和なこの部屋でまさかあんな悲劇が起きようとは...

モスラーや♩モスラー♩
そう、おわかりいただけるだろうか。
この写真のどこかに潜む脅威に。
ドアノブよりも大きなモスラの襲来に、女子部屋が閉鎖されるという異常の事態が起きました。(彼女は二日間女子部屋を縄張りにしたのち、姿を消したとさ...)

窓辺に面した稽古場の様子。舞も謡も、全てこの部屋で稽古しました。

合宿の四日間を支えるのは宿の美味しいご飯。
今年もボリュームたっぷり!男子部員も大満足な量と味でした。

...の一方、代表の様子が?
合宿中に体調を崩し、おかゆを食べ過ごしていました。
代表曰くこの粥がすごく美味しいんだとか!観世会の中で伝説のメニューとして君臨していくことになるのでしょうか。

こうして台風、モスラ、体調不良に見舞われながらも、無事四日間を終えるに至りました。
これも宿の方々、OGOBの先輩がたのおかげです。
みなさん、本当にありがとうございました!!

(中村)

2016年9月3日土曜日

第80周年記念 慶應観世会大会

8月6日土曜日、今年度も慶應観世会大会が無事執り行われました。 今年度は慶應観世会の創立80周年記念ということで例年以上に豪華な番組となったのではないかと思います。


会の始まりは新一年生が主役を務める素謡「吉野天人」。
初めての舞台に緊張の面持ちの新入生でしたが、堂々と謡うことができたのではないかと思います!先輩としては彼らの成長を喜ばずには入られません...!(そっと目頭を押さえる)

(一年生がシテ(主人公)を務める素謡)
続いては二年生の仕舞。
唯一の女子部員の彼女ですが、「女を捨て(←!?)、龍神らしく勇ましく舞えていたなら」と語っています。
(2年生による仕舞「竹生島」)

会の最後を締めくくるのは最上級生の学生能「小鍛冶」
我々下級生は地謡(バックコーラス)についていたのですが、先輩の背中がいつもよりも大きくたくましく見えました。改めて、大役お疲れましでた!
(最上級生による学生能)
このように80年も会が存続し、また自演会を続けられているのも見舞ってくださる方々がいるからこそです。
今年もたくさんの方にお越しいただきましたこと、支えていただきましたこと、学生一同より厚くお礼申し上げます。
今後も慶應観世会をよろしくお願いいたします。

(中村)